平成23年9月1日〜9月15日に「第3回那珂川町議会定例会」が開催されましたので、ご報告いたします。議案16件、意見書3件、認定7件が上程され審議をいたしました。
<主な議案>
1. 災害時等要援護者支援システム整備が行われます
発災時のために、支援が必要な人の個人台帳を作成し、情報を迅速に活用できるシステムを構築して避難支援体制の整備を図ります。
2. 東日本大震災被災地支援に職員を継続派遣します
宮城県東松島市へ行政事務の支援に職員を10月から2月まで順次派遣します。
3. 小中学校空調設備の整備の為に2億円積立てます
現在実施設計中の小中学校空調整備4億2千万円の為に今年2億円を積み立てます。
4. 子育て支援の充実をはかるガイドブックを作成します
子育てに関する情報を集約したガイドブックを作成し平成24年度から保健センターなど公共の施設やHPに掲載します。
5. 公園ブランコのいすをアルミ+ゴム製に取り替えます
ブランコの座イスが老朽化しており、事故を未然に防ぐため15カ所のブランコの座板をアルミの芯を入れたゴム製に交換します。
6. 庁舎及び保健センターの一部でLED照明を設置します
老朽化した照明を交換する際消費電力が少なく寿命が長いLED照明に取り替えます。
7. 学校の食器が新しくなっています
小学校の給食食器の入れ替えを順次行っていますが来年度予定していた南畑小学校と岩戸北小学校の食器も入れ替えます。
8.防球ネット新設
安徳南小学校と岩戸北小学校の防球ネットを新設します。
<意見書>
エネルギー政策の抜本的な見直しを求める意見書(案)について
全員賛成 「採択」
少人数学級推進、義務教育費国庫負担制度拡充を求める意見書(案)について
賛成12 反対4 「採択」
公共交通機関の存続へ向け、JR九州等に係る経営支援策等に関する意見書(案)
賛成4 反対12 「不採択」
9月議会の一般質問
「災害時要援護者を守れ」
春田 災害時要援護者に被災時はもちろん、日頃からの情報提供は
重要と考えるが。
部長 地域団体、社会福祉協議会、土筆会、点字の会、身体障害者福祉協会
などを再度紹介し、情報の周知徹底を図る。
春田 災害時要援護者避難支援プラン「避難支援個別計画」の策定時、
対象者の視点にたった取組を提案したが。
部長 提案された役場内横断的プロジェクトチーム、災害時要援護者支援班
をつくり、地域支援者、身体障害者福祉協議会等のネットワークやノウ
ハウを享受し、策定に取組む。
春田 要援護者の生活状況は様々で、日々の変化も考えられる。6月議会に
おいて要援護者避難支援システムの導入が必要不可欠と提案したが。
部長 国の地域支え合い体制づくり事業の補助金を受けてシステムを導入する。
春田 様々な防災計画を立て訓練等で実施し、その結果を住民のみなさまと
評価、改善を行い再度計画、実行する終わりない取組みが必要だが。
部長 防災活動の充実のために重要な取組みと位置づけ、更なる充実を
図っていきたい。
「中ノ島公園について」
春田 水と緑の那珂川町を代表する中ノ島公園、水飲み場、休憩所等、
更なる充実を図るべきでは。
部長 地域住民の同意を得ながら検討してみる。
第3回定例議会を振り返って
今回の議会でも東日本大震災の影響から、数多くの災害関連議案が質疑、審議されました。私は阪神淡路大震災のボランティア経験から、災害時要援護者(身体、知的障がい者・高齢者・妊婦・子ども)に対する九州の多くの自治体の取組みが不十分だと危惧し、以前より議会において災害時要援護者に対する様々な取組みを提案しています。
その結果、私も提案していました、災害時要援護者支援システムが、国の地域支え合い体制づくり事業補助金を活用し整備されます。このシステムは災害時要援護者の台帳情報登録・更新機能、台帳情報検索・閲覧機能、情報出力機能、ファイリング機能、マップ登録機能及び要援護者・避難支援者の場所検索機能などがあるシステムを構築し那珂川町避難勧告等発令システムとも互換性を持たせるようになります。さらに詳しくお知りになりたい場合は春田までご連絡下さい。
ランニングマン春がゆく
長い夏も終わり10月になりやっと秋の気配が感じられるようになりました。今年も秋の運動会シーズン、全国各地の小中高校で9月後半から10月上旬にかけて体育祭や運動会のピークを迎えました。9月に入っても連日最高気温が35度近くの暑さで、練習中の児童、生徒らが熱中症で倒れるケースが続発しました。
9 月5日には、府立高槻北高で体育祭中に生徒ら32人が熱中症などの症状を訴える事態が発生し、大阪府教委では水分とともに塩分もこまめに補給させることや、気温が35度を超える場合はプログラムの短縮なども検討するよう各校に呼びかけました。また、19日には広島市の小学校で運動会練習中の児童54人が、熱中症の症状で病院に運ばれました。
本町では昨年まで9月の第4週に計画されていた小学校の運動会(南畑小学校以外)を校長会の申し合わせで10月の第3週に変更し熱中症による事故防止を行っています。運動会の練習の暑さ対策では、学校からのお知らせで保護者に「水筒のお茶は十分持たせて下さい。首や頭を冷やすため、スポーツドリンクやお茶を凍らせタオルで巻いて持参させて下さい。」などのプリントが配布されています。
朝が私、ランニング+パトロールしていると通学時、首に保冷材入りのバンダナを巻いて登校する児童も珍しくありませんでした。このように今、学校現場と家庭では暑さによる体調管理や熱中症対策に細心の注意を払っています。
私は今後もこの問題にはさまざまな視点から精査し、子ども達の学習環境が充実され全ての子ども達が夢と希望を抱き健やかに育つ社会形成をすることは私達大人の責務だと考えます。子どもの最善の利益を保障し、子どもの権利を明確にした施策が検討され施行される、元気な社会づくりを目指します。
2011年9月20日 |