議会報告
令和6年9月那珂川市議会定例会
会期23日間(9月12日から10月4日まで)
議案16件、諮問3件、認定9件、請願1件、意見書1件
が上程され審議されました。
令和6年度一般会計補正予算 4億4千664万円余増額
令和6年度一般会計予算 220億8千122万円余
■主な議案
@ひとり親家庭等医療費の支給対象が拡大されます。
A安徳学童保育所の外壁を改修します。
B物価高騰対策として保育施設の給食費が補助されます。
C博多南駅前ビル駐輪所の設備が改修されます。
D安徳公園、梶原運動公園トイレが改修されます。
■定例議会を振りかえって
市長選挙後初の議会において、武末市長は施政方針演説で今後のいくつかの施策について述べられました。その中で、こども医療費の無償化については、今年度10月から小学生を対象に、令和7年度中に中学生を対象に、さらに令和8年度からは18歳までの医療費を無償化する計画を示されました。また、高齢者向け帯状疱疹ワクチンの助成(4,000〜10,000円)を令和7年4月から開始すると公表されました。
6月議会一般質問
「サルの大型囲い罠の設置を」
春田 サルが出没した場合はどのように追払いを行っているのか。
部長 鳥獣被害対策実施隊や職員が出動し、動物用の追払い花火を使用している。
春田 追い払いは一時的には有効だが、根本的には捕獲が必要だと考える。罠を使った捕獲はどのように行われているか。
部長 地域の協力を得て大型罠を設置した事例がある。
春田 大型囲い罠の設置での捕獲実績があったが、その後、その地域でのサルの被害はどうなっているか。
部長 設置前と比較すると、出没や被害に関する通報は減少した。
春田 大型囲い罠によって被害状況が改善した実績があるのであれば、他の地域にも罠を設置して捕獲する対策が必要ではないか。
部長 大型囲い罠の設置については、地域への情報収集や相談を行いながら検討していきたい。
「予防接種健康被害救済制度について」
春田 新型コロナウイルスワクチン接種に関する予防接種健康被害救済制度とは何か。
部長 ワクチン接種による健康被害が厚生労働大臣に認定された場合に給付が行われる。
春田 全国的に問題になっているのが、予防接種健康被害者の相談体制について、自治体によって大きなばらつきがあることだ。本市での相談体制はどのようになっているか。
部長 健康課が担当窓口となり、申請に必要な書類や手続き方法について説明を行っている。
春田 問題は、本市におけるこの取り組みの認知度がかなり低いことである。他の自治体のように、もっと広報誌などで副反応に苦しんでいる方に知っていただく必要があると考えるが。
部長 広報誌の活用や医療機関との連携を強化するなど、市民への周知方法を検討する。
ランニングマン春が行く
「予防接種健康被害救済制度について」
ここ数年、地域住民の方から新型コロナウイルスワクチン接種後の様々な健康被害を大小問わずお聴きしました。そこで今回は、新型コロナウイルスワクチン接種に関する予防接種健康被害救済制度について一般質問を行いました。
国の予防接種健康被害救済制度は、予防接種による副反応で健康被害が生じた場合に迅速に救済するため、1976年に予防接種法の改正により創設されました。予防接種には多種多様なものがあるため、今回は新型コロナウイルスワクチン接種に関するものに限定して質疑を行いましたが、新型コロナウイルス感染症の対策としてワクチンが有用であることは実証されています。
ただし、ワクチンは免疫反応を有用する薬剤であり、体に不都合な症状が軽いものから重いものまで起こる可能性をゼロにすることはできません。これは来年度4月から補助される帯状疱疹ワクチンも副反応がゼロではないことから、多くの市民に知っていただきたく議会で質疑をおこないました。もしワクチン接種で体調が思わしくない場合は、かかりつけ医や市役所健康課までお問合せ下さい。
議会報告のPDFファイル こちら
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